南海トラフの防災意識の高まりから、各地でコミュニティー放送の開局やエリア拡大の動きが活発化している。埼玉県上尾市に放送免許が下りて間もなく開局すると云う。稚内では50Wに、沖縄久米島町は80Wに増力した。
コミュニティ放送とは1992年に制度化された超短波放送(FM)用周波数を使用する放送で最大出力は20W。概ね15〜20km四方をカバーし昨年末の全国局数は345局。東日本震災時の効果が実証されたことから今なお開局計画を進める地域も多い。通常、運営に掛かる費用は年間4〜5千万円ながら大方はギリギリ、地元自治体の支援で何とか運用されている。最近はインターネットを使ったサイマル放送も多いと聞くが、流すだけでなく、視聴者から受けることを充実させれば「双方向メディア」として結構イケると思うが、如何?。
4月 06
2025
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