「朝礼暮改」と「面従腹背」

朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないことの意で、ネガティブな熟語だと思っていたら、昨今はネット社会のようなスピーディーかつ臨機応変な対応を褒めて肯定的な意味で使われているらしいが・・・石破茂、高額療養費制度で二転三転して結局は凍結を決めた。夏の参院選への影響を恐れる与党内の声に抗しきれなくなったからだが、もちろん本来の意味の典型だ。
ところでトランプと真っこう向き合ったゼレンスキーは支持率を上げ、方や日本の宰相は「地位協定見直し」や「アジア版NATO設置」などの持論を封じて猫被り。おべんちゃらとだんまりに終始した「面従腹背」の態度は信用をまた一段落とした。国家のリーダーとしてどちらが相応しいかは云うまでもない。