トランプの功名心 歴史に残る汚点

欧州連合が提案したウクライナの「戦闘の停止」と「ウクライナ領土の保全」を求める決議でEU加盟国や英国、日本など93カ国が賛成し米国やロシアなど18カ国が反対。65カ国が棄権した。戦闘停止は当然だが領土保全に米国が反対するとは全くおかしな話だ。武力による領土獲得を合法と認めたことになる。しかもトランプは「ロシアが望めばウクライナは全土を掌握できる」とか「ゼレンスキーは独裁者」とか言いたい放題で世界中を混乱させている。
そしていまトランプとゼレンスキーは面前で口論、首脳会談は決裂したとのニュースが入ってきた。プーチンの下の元首相でさえ「トランプはプーチンを理解していない」と批判していたが現実になってしまった。そして結局はトランプが習近平の台湾侵略の呼び水になったと歴史に記されるだろう。米国とトランプの言動、石破が真面に見えてしまう。